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体罰と理不尽 -前半-

この1月の3連休以降、そのツケで、18日間で16日間出勤日。その間、例の某国大気汚染の影響か、鼻炎とアレルギー性結膜炎にやられ、字は見えにくいし(老眼?)、その最中、何とか3kg減量して、本日の通院に挑んだが、血液検査の結果、またまた糖尿病予備軍から、1軍入りを果たしてしまった。疲れた体から、血も抜かれ、もうグッタリである。

園田.jpgさて、時事ネタはあまりやらないつもりだったが、この騒ぎ、少し気になる事もあるので、2回に分けて、ちょっと真面目に書いてみる。

 桜宮高校の話では、この時代にそこまでの体罰がおおっぴらに行なわれていた事に驚いたが、女子柔道の話では、あの優しそうで、どっちかというと、女子選手の「いじられキャラ」とさえ見えたあの監督が、そんなに厳しいことに驚かされた。

 私も中学時代に吹奏楽部では、毎日のようにスティックや金槌の柄で殴られたりしたし、暴言も浴びた。へたくそだから仕方ないと思ってたし、あれを耐えて、まがりなりにもやり抜いた事は自信にもなった。
 しかし、高校時代は柔道部だったが、体罰は一切受けたことがない。
…とはいえ、柔道自体がスティックで殴られるよりも体は痛かったが、、精神的に苦痛を感じたことはない。

ただ、自分も部も弱かったし、達成感も中学時代には遠く及ばなかった。
 だから、私の中で、数パーセントだが、“それ”を肯定する気持ちがなかったかというと嘘になる。

 しかし、やはり殴られたからうまくなるなら、私はもっと素晴らしく良い演奏者になっていたはずだ。
 冒頭の高校の監督は、私と同世代。おそらく若い頃にそのようにしてバスケを経験し、あるいはそれでうまくなったと思っていたのかも知れない。

 社会人になると、さすがに体罰は特殊なところでしか起きないだろうけど、、(まぁ身近でも起きていたが…)
それ以外の理不尽は到るところで発生する。
 前述の監督は、会社で言えば、いわゆる“クラッシャー上司”という類にあたるだろう。
自分はできるのだが、多くの社員をつぶしていく。
 以前は、会社にとって“必要悪”とされていたが、最近は、ブラック企業という評判を受けたり、つぶされる社員の損失を考え、排斥する会社が増えているそうだ。

 社会に出れば、いろんな理不尽な目に合うのだから、学生時代にそういう耐性を身につけないとダメだという言われ方もされるが、よく考えてみれば、その理不尽が罷り通る事こそ、会社にも社会にもマイナスである事は確かである。

 案外これは、体罰云々だけでなく、日本の社会全体の体質の問題だったりするような気がする。

 ところで、猪木の闘魂注入ビンタは、OKという事なのか… とか体罰の定義も難しい。

…後編へつづく  (宮本)

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