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策士策に溺れる

能勢電飾りつけ.jpg 三国志の呂布の言葉に「自ら人を遇するに礼なきを以って、人の己を謀るを恐る」という言葉がある。
「日頃から人に対して横暴な振る舞いをしていたので、いつか誰かに仕返しをされるのではないか恐れている。」という意味だそうだ。

そういえば、猜疑心の強い人がいるが…。
いつも、「だまされる」とか「嘘をつかれた」とか「誤魔化そうとしている」とか、被害妄想じゃないかと思うくらい人の言動を悪意を持って捉えようとする。

ビジネスなので、何でも鵜呑みにするわけにはいかないが、
疑ってばかりでは、信頼関係も良い結果も生まれづらいし、何より仕事しづらい。
周囲のみんなが評するに「猜疑心がパンツを脱いで歩いている人」言わずもがなの説明をすると、“丸出し”である。
ひとつわかった事は、当人が「そういう事をする人だ」という事だ。
…惜しいことだ。

ただ、自分もその人の言動を真っ直ぐ受け取れなくなっていた。。
今後、たとえ辛苦を舐めても、報われなくても、そうならないよう気をつけたい。

ところで、今の会社に通勤してもうすぐ13年近くになるが、帰宅時に阪急梅田の宝塚線は、急行が出発してから1分後に普通が出る。
当然、急行に乗った方が私の次の経由駅である川西能勢口には早く着く。
しかし、次の能勢電のダイヤにより、普通に乗ってもあるいは、次の急行に乗っても、結局、同じ電車に乗るハメになる事がある。

要するに、時間帯によって、走ってでも飛び乗るべき場合もあれば、見逃してゆったり、次の電車を待っても良い場合もあるという事である。
…って事に今さら気づいた。 そして、今さらながら、調査をした。

しかし、「この電車はどうだっけ?」と考えていると、飛び乗らないといけない電車を躊躇して見逃してしまった。「策士策に溺れる」「机上の論理」。。 
…慣れんことはするもんじゃないなぁ。

先日は、かなりグッタリしていたので、普段滅多に座らないが、調査によると、次の急行に乗っても、最終的な帰宅時間は変わらないようだ。
1本急行を見逃して、次の急行に乗り、座席を確保した。
「やっと役に立った。。」 そう思ったのも束の間。。

出発前に席が埋まった頃に、杖をつきながらヨタヨタと老人が入って来た。
もうこっちもそんなに若くないし、今日はキツいが…、「仕方ない。。」席を譲った。
我が人生こんなものか…。

川西能勢口に着き、降りようとした時、
その老人が「ありがとうね」と声を掛けてくれた。グッタリしていたが足取りが軽くなった。
…まぁいいか。。 (宮本)

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