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マインドコントロール

画像 TrickHouseの「Material World Tragedy」の歌詞は、島田さんの曲のタイトルから想起して、“ある”テーマで歌詞を書いた作品だ。

 国単位や宗教紛いであったり、最近の事件や下世話な芸能ニュースだったり、、、
“洗脳”とか“ マインドコントロール”という言葉をよく聞く。
「あんな国に生まれなくてよかった。」と思ったり、「どうしてそんな事になってしまうのか?」と理解し難かったりもする。

しかし、社会人生活を振り返ると、勤め先である企業の中の日常でも少なからずあり得ることで、下手をすると、麻痺した感覚で犯罪に手を染めてしまう危険も潜んでいる。

 企業の利益や目的を実現するためにルールが邪魔になる事もあるだろう。
時として、そのルール自体が現実感のないものもあるし、私自身、100%逸脱しなかったかというと、自信はない。

 逸脱しなければその企業で生き残れないような、しかも企業自体には責任がない巧妙な仕組の中でサバイバルをしなければならない環境の企業もあるかも知れない。
給与、待遇、やりがい、人間関係の良さなどという魅力がない、あるいはそれでは収益が出せない企業では別の“何か”で社員を操縦しようとする企業が出現してくる。
今、就活をする中で、高望みはしないけど、そういうのだけは避けたいなぁと思う。

前々職の時に、業務提携している企業に5名が研修として派遣された。
研修の最後に研修先の社長とのミーティングが予定されていたらしいが、待てど暮らせど、その社長はやって来ない。
数時間待った後、その5名は、その会社の社員に断りを入れて、ホテルに引き上げたのだが、、
その後、やって来た社長にその会社の社員は、恐怖感で「無断で帰った」と報告。
5名は呼び出され、いきなりその社長に一方的に殴られた。。
 しかも、研修から帰社した5人の社員は、この“不手際”のため降格処分を受ける事になり、うち4名は退職にいたった。
残った1名の社員とその後、近くで働く事になったが、血だらけになったスーツで新幹線に乗って帰阪し、「あれ程、惨めな思いをしたことはない。」と語っていた。
そんな事は、この研修先の会社では日常茶飯事だったようだが、その後、そこの社長は自社の社員から傷害で訴えられ、逮捕された。

 私は幸い、上記の研修には参加しなくて済んだが、多くの研修、自己啓発セミナーを受けた。
もちろん、その多くは、有意義なもので、そこにコストを掛けてもらった事は感謝している。
これは、決して悪い例という訳ではないが、某企業に“トイレ清掃”の研修に行った。
早朝にそれは行なわれ、長靴を履き、上半身はランニングシャツになり、必ず熱湯を使い、スポンジを手に持って、トイレを徹底的に清掃する。。“気づき”や“謙虚”さを身につけるなどの効用があるらしい。
 確かに、、少し爽やかな気持ちになる。。清掃後は、何故か用意されたコンビニおにぎりとお茶で朝食を摂る。
これを今度は、自分の会社でも当番制で行った。ビルの清掃業者を雇っているにも関わらずだ。。
 ただ、この時、親切に指導してくれた某企業の社員2名の瞳が異様にキラキラしていて、ちょっと驚いた。。
(※決して、批判しているわけではないが、今はさらに大きなモノになり、教育の現場にも進出しているようだ。)

人は、おそらく暴力、罵倒、解雇、左遷などの恐怖というムチを与えられる中で、服従させられる。
そして重要なのは時々与えられる“アメ”だ。
時々、褒められたり、異様に抜擢されたり、、するとドーパミンやら何やらが出て、若者は奮闘努力、その企業の“結果”を出す社員になる。しかし、その常識感覚は少々危険性を孕んでいる場合が多い。
本来、普通の人のその暴走が怖いなぁと思う。 大小の犯罪と構図は同じ気がするのだ。
 やたらと、その企業の暴君が発するオリジナル語を社員が、世間共通の様に口にしだしたら、危険信号だ。

私? 最近失業中なもので、寒い朝に冷水を素手素足で使い、風呂掃除を担当しはじめた。
いつも家内から怒られてばかりだったが、褒められ、感謝され、爽快である。  あれ?? (宮本)

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