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おっさんの就活奮闘記 ~転職サイトを読む~

金の斧.jpgこの1週間。就活の面接2社、申し込んでいた父の特養入りが突然決まり面談・契約…などでバタバタ。。
家族の状況を考えると、父のケアマネージャー、主治医など周囲の人は声を揃えて「それが正しい選択」と言う。
しかし、どうも家族を切り捨てたような切なさで辛くなる。
何年待っても入れない方も多い中では幸運と思って前を向き、とにかく食い扶持にありつかねばならない。

で、私の就活、通算やっと3社目の面接は、、
今回の私が応募した職種ということではないが、ここでは通常50人くらいの応募から10人くらいを1次面接(今ココ)、そこから5人を2次面接し、2名くらいを選んで本社へ上申し、その結果採用0名という場合もあるらしい。。
そして結局最終前に健康診断を受け提出しなければならないとか。。。あちゃ…ダメじゃん。。。

それはそうと、同じ境遇のおっさん(…これ読んでる人にはおらんか…)のために参考になればという想いで、転職活動情報を発信したいと思う。今回は転職サイトについて。

転職サイトに登録していると、企業からサイトを通じてオファーが来ることがある。
オファ-と言ってもいろいろあり、特別なスキルのないおっさんには、
採用担当者が経歴を選別したものではなく、登録したデータから絞込みされて自動配信されてくるモノくらいだ。
サイトによっては、その企業の募集要項を閲覧しただけで送信されてくる場合もある。
要するに「企業が少しばかり興味を示してくれた」と思ったら大間違いなのである。
また、そういうのをガンガンやってくる企業はちょっと黒い感じがする。

…とはいえ、「企業が条件設定した部分をある程度クリアしているのでは?」などと淡い期待はあり、仕事内容にまずまずこちらも色気があれば、「応募してみよう」と思うのは人情である。

で、その企業の募集要項を見てみる、、
読み進めていくと「対象者:30歳未満。。」なんてこともあり得る。
「年齢制限あるなら、はじいとけや。。また無駄なものを見てしまった。」と少なからず怒りを禁じ得ない。

基本、雇用対策法により年齢制限は禁止されているが、「未経験採用」を掲げている時などは、“長期勤務によるキャリア形成の為”などの理由で、年齢制限をつけることができる。
しかし、経験者を求める場合は「35歳くらいまでがいい」と思っても、年齢制限を掲げることができないのだ。
それでも企業にとっては、多くは若い人がいいに決まっている。
だから「若い方が活躍できる」とか「20~30代が活躍中」「あなたの上司になる人は35歳」「平均年齢28歳」などのさりげない一文や、若い人がチャラけている写真などをわざとらしく掲げて、我々中高年を拒絶しているわけだ。
そんなことは、転職サイト会社も、あるいはハローワークのスタッフも、紹介会社も、そして我々も百も承知だ。

だったら年齢制限してもらった方が、どれだけ撃ってもまったく当たらない“無駄な鉄砲”を撃たずに済むわけだが…。
話は、そう単純でもない。 もし、企業が自由に年齢制限を設定できるとしたら??
採用担当は、特に根拠もなく適当に年齢を入れることになるだろう。 「まぁ40歳くらい迄でいいか。。」というノリだ。そしたら、書類選考のチャンスすらなくなるわけで、“下手な鉄砲”も撃てなくなるのだ。

また転職サイトから多くのお知らせメールが来るが、
「あなたの経験にあった求人」として、マッチ度96%などという評価までついて送られてくる…。
90%以上マッチとしながら、未経験の“営業職”だったり、年齢制限があったり、どうみても女性向けだったり…。

求職者からすると効率は悪いが、厳格にマッチングやると最初から見るべきものさえ皆無になってしまうわけで、、、
これも「中高年のモチベーションを維持するための深慮かも知れない。。」と好意的に受け止めるしかない。 

ある日、転職の神様が現れた。
「おまえの撃った鉄砲は、“下手な鉄砲”か?“無駄な鉄砲”か?」
正直者の中高年が答えた「“下手な鉄砲”ですが、もしかしたら“無駄な鉄砲”だったかも知れません。」 
神様「さらば哀れな子羊よ。おまえの今後の健闘を祈ります。」 めでたしめでたし。(宮本)

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