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私のヴォーカル列伝 -Vol.2- 田中昌之

 オリンピック。。日本の十代恐るべしですなぁ。。もう私からすると、息子・娘世代である。。。

そんな世代からすると、もう昔話、生まれるずっとずっと前の話である。
Vol.1で紹介した町田義人が「戦士の休息」をリリースしてから、1年と少し、1979年の終盤。
当時のメジャーデビューの登竜門ヤマハのポプコングランプリから、おそらく一種の名刺代わりでもある「世界歌謡祭グランプリ」の看板を背負ってリリースされたのが、クリスタルキングの「大都会」。
あの3オクターブボイスのハイトーンは衝撃的だった。

この曲がヒットしたのは、強面の“低い方”のボーカル、ムッシュ吉崎とのコンビネーションという部分も大きかった。
ギターソロも押し出すなど、バンド色が色濃かった部分も特徴であったが、ジャパメタブームが来るのは、この3,4年後のことだ。
このデビューから5年後に北斗の拳の「愛をとりもどせ」がヒットしたが、その頃には私の興味は、ジャパメタへと移っていた。
このハイトーンボイスの田中昌之に、1度ジャパメタバンドで歌って欲しかったものだ。

日本の一般成人男性の地声の平均声域はG2~G4の2オクターブ程らしい。ちなみにキーの低い私が、ソロ作品“漂流者”で使っているのはE2~F4。やはり2オクターブ程度。
…と言っても、F4は一瞬芸限定で、下はC2またはB1まで出るが、歌に使えるのはやはりE2くらい。もっと高い声欲しいなぁ。

3オクターブといわれる田中昌之の場合、「大都会」では地声でC5が出ている。ところで、クリスタルキングの「大都会」を含むファーストアルバムは、なかなか珠玉の名曲揃いである。
今回の紹介は、ファーストアルバム最後に収録されている「An End」という曲。地声ではなく、よくわからんが、ミドルボイスあるいはヘッドボイスだと思われる。泣きのギターのあとの1:22くらいから、出て来る。一瞬ギターの音色かと耳を疑う。 ・・圧巻である。

この人は、3オクターブ出るという話だったが、この声を含めてなら余裕でその声域はある。あるいは地声だけでも出たのだろうか。。。
…が、何でも草野球のボールを喉にあて、高音が出なくなってしまったらしい。
ムッシュ吉崎との確執も含め、「大都会」を生で味わうのは、いろんな面で難しいようだ。
では、もう1曲!「大都会」のB面でファーストアルバムにも収録されている。「時流」という曲。

私は当時、この曲が「大都会」より好きだった。今、聞けば少々青臭いけど、中学3年生の私は人生を感じた。
さて、私もファルセットとかミドルボイス挑戦で!! 目指すぞ3オクターブ!!(宮本)

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