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ブラゼル.jpg 先々週、統一球のくだりで、ブラゼルの事に触れたが、ロッテに入団が決まり、日本球界に復帰となったようだ。頑張って欲しい。
そして、阪神は1度は解雇した現オリックスのバルディリスの調査を行なっているようだが、オリックスはT-岡田放出によるトレード話を仕掛けているという噂もあり、混沌としている。

それはそうと、先週、何気につづきがあるように書いてしまったので、今日のタイトル。
「何だ、いい奴じゃないか」

漫画やドラマでは1人はいるこのキャラ。主人公とは反目しているかと思うと、「実は、、」というパターン。。

しかし、実生活では、“いい奴”は最初からだいたい“いい奴”で、嫌な奴が、実は“いい奴”だったという例はあまりない。

 前職で、同時期に店長をしていた人がいた。ほぼ同世代だ。
どちらかというと情と自己犠牲で頑張る私と違って、合理主義のキレ者といった印象を持っていたが、やがてほぼ同時期に私は本社の企画部に移動し、彼はブロック長になった。

前述のタイプの違いが災いしたのか、私の事はどちらかというと嫌いなようだった。
店長時代から本社勤務に至るまで、会議の時や業務的な連絡の時なども、トゲトゲしい物言いをされている気がしていた。そうなると、私もあまりいいイメージは持てない。

そんなある日、親会社の会長が前職会社の新社長になっていたが、あるアイデアを私に会議で企画部案として提案して実施するよう指示して来た。
しかしそれは、目の前の売り上げは上がるかも知れないが、運営上大きな問題がある手法だった。
「必ず、致命傷になる。」と説明したが、聞き入れてもらえない。
あとから、その話をそばで聞いていた前述の彼とはじめて意見が合い、共同で阻止する事にした。

後日、会議でその企画を作成し発表したが、問題点もわざとらしく説明を行なった。
社長が、すぐにその問題点を打ち消しに口を挟んで来た。想定内だ。
ほとんどの出席者は、視線を落としている。
その時、彼があまりにも筋書き通りのセリフ「お言葉を返すようですが…」から、反論した。
結局、その案はお蔵入りした。
私は思った。「何だ、いい奴じゃないか。。」

…が、彼も私もその後、何かと叩かれる立場になった。。

1年後、偶然ではあったが、同じ日付で会社を退職した。

そのまた半年以上経った時、新しい職場での立地調査のために、深夜2時頃ミナミを歩いていると、その彼とバッタリと出会った。
彼も仕事中のようだったので、立ち話程度だったが、プライベート面でもいろいろ大変だったようだ。
別れ際、“現役時代”にはなかったやわらかい口調で、「頑張りましょうね!」と言ってくれた。 
 
その後会う事もなく、12年半の時が流れて今に至る。 (宮本)

虎の城

2013年06月22日
虎の城.jpg「虎の城」。
甲子園球場の事ではない。

火坂雅志の藤堂高虎を描いた小説である。上下巻あるが、分厚い。。
最近は、通勤の電車内でしか本を読まない(仕事関係、雑誌を除く)しかも、私は結構、遅読である。…が、案外早く読めてしまった。
何かここのネタはないかと思っていると、ちょうど読み終わったので、今回は書評を。。

私は、歴史小説が好きだが、好きな人物でないと、長編を読むのは辛い。

藤堂高虎は、名言の多い人だが、「数年、昼夜奉公しても気のつかない主人であれば、代々仕えた君主であっても暇を取るべし。」という言葉もあるように主君をコロコロ変えた人だし、秀吉の弟、秀長に仕え、師とも仰ぎながら、さっさと豊臣家を見限り、徳川家康の天下取りに力を尽くした人だ。

槍働き一筋から、築城術を身につけ、多くの城を手がけた、だからこのタイトルなのだ。
好きな言葉ではないが、いわば“勝ち組”である。要領良く生き抜いたともいえる。

私がアンチ家康という事もあるが、正直、好きなタイプではない。

私が好きな歴史上人物は真田幸村をはじめ、どこか要領の悪い選択をし、悲運を辿った人だ。その方が処世術に疎く、損ばかりしている私としては、シンパシーを感じられるからかも知れない。

読むの辛いかなとも思ったが、「豊臣家への裏切りの苦悩」や大阪城の堀をだまし討ちで埋めるくだりでは、「約束を違える行為」として、離反した部下もおり、右腕的存在であった渡辺勘兵衛もこの事や、戦い方の考えの違いで離反している。

それらの苦悩、後悔がうまく描写されており、家康から託された2代目秀忠に補佐役として、上に立つ者の心得を語る場面では
「上に立つ者が、下を疑うなら、下も上を疑います。さすれば上下の心は離反し、その隙に姦人が讒言をおこなうようになります。結果、有能な人材は失われ、やがて世は乱れに向かいましょう。」と説法。

今まで、この言葉自体は、若き日に店長なども経験し、若くして多くの部下を持った事もあり、痛切に感じることではあったものの、藤堂高虎の言葉としては「お前が言うか…」という印象を持っていたのだが、、

この言葉も、他のいわば遺訓の名言連発も、これらの苦悩と悔恨が丁寧に描かれた後ではすんなり心に入って来てしまったのだ。。 
「天地人」は、大河ドラマを先に見てしまい、読む気を無くし、火坂作品は、実ははじめて読んだが、なかなかやられました。

歴史上の人物に対して、不遜ではあるが、
「何だ、いい奴じゃないか。。。」と心の中でつぶやいた。 
その言葉でふとある人物が思い浮かんだが、その話はまた今度。(宮本)

統一球

2013年06月16日
統一球.jpg 日曜の朝から苦手な早起きをした。
当然、ブラジル戦を観るためだ。前半、後半とも開始早々3分とゲーム終了間際のロスタイムで失点。
0-3で完敗だが、いずれもちょっとした“ゆるみ”を突かれた感じだ。
サッカーはあまり詳しくないが、何だかそこに大きな差を感じる。

ちょっとした違いで、大きな騒ぎになっているのがプロ野球、統一球問題だ。
WBCの時に、球の違い云々という話があったので、「じゃあ統一球って何だったの?」と思ったが、結果としては、一昨年、昨年は、飛ばなくし過ぎたようで、こっそりちょっと修正したという事か。。
その“こっそり”の部分が問題になっている。

今年は、なかなか投打のゲームバランスが良いように思うので、この修正は功を奏しているのだから、“こっそり”でなければ、「グッジョブ!」だった気がするのだ。
じゃあなぜ、“こっそり”なのか?? 飛ばなくし過ぎた2年間の責任回避なのか??
統一球になって、3年目。。 
試行錯誤は別に悪い事ではないと思うのだが、、
何のミスもなく、選手の技術力向上で飛ぶようになった事にしようとしたのか??

…だとすると、プロの選手をなめてる話だが…。
選手にとっては、死活問題。何も知らされないのはムカつくでしょうな。。
まぁ多かれ少なかれ、どこにでもある話だが…。

実際、昨年までなら、スタンドインした打球が失速した。。。
「力が落ちた」と思い、引退を決意した選手もいるかも知れない、、、
たとえば、この件で話題になっているブラゼル選手は、2010年は、47本塁打(.296)、ところが、統一球導入の2011、2012年は、16、12本塁打、打率も低迷し、解雇となった。
(現在、日本プロ野球復帰を望む声が高まっているとか…)

阪神といえば、新外国人コンラッド選手、好きな選手だけど新井良太選手は2軍落ち。。
両名とも3塁守備もヒヤヒヤする。
3塁手で、育成枠から在籍していたバルディリスは、一枝修平氏いわく「阪神の3塁手で一番守備がうまい」と言われ、打撃も将来性ありと期待してたら2009年で戦力外に。
…残念に思っていたら、、その後入団したオリックスで、現在打率.317 9本塁打でクリーンアップを打っている。。
何のために育成してたのか…。

世の中、ちょっとしたことで、うまくいかないものだ。。。 (宮本)

seveneleven02.jpg 最近、闘病日記のようになっているが、またまた木曜日から吐き気、下痢、胃痛が起こり、身体はだるいし、食事もゼリーみたいなものしか食べられないし。。。
26年のサラリーマン生活で、病欠は3度(うち1回は、入院したので、3週間休んだが…)だけの私も、休もうか迷ったくらいだ。

だがしかし、まさに歯を食いしばって出勤し、土曜日にたどりついたが、家内に伝染したようで、38度近い発熱をしている。うつした手前、私が頑張らなければならない。

あっ娘を病院に連れて行く日だった。 家族3人ついでに診てもらう事に。。
結局、風邪の胃腸炎のようだ。。

ろくに食事も摂れないので、テクテク、セブンイレブンに買い物に。

下宿しはじめた学生の頃は、コンビニなんか少なくて、夜中に腹が減れば、寝るしかなかった。まぁ金も無いし。。
卒業前にはコンビニもずいぶん増えたが、私の生活圏の中にセブンイレブンはなかった。
当時、関西圏にはあまりなかったのかな?(※個人の感想です。)

就職して赴任した福岡の社員寮(アパートに3人暮らし)の近くにセブンイレブンがあった。
…これが、セブンイレブンか…と思ったものだ。。
就職先は書店&レンタルビデオ店だったが、とにかく「いらっしゃいませ」を連発する。
他のスタッフが「いらっしゃいませ」と言えば、店の片隅で作業をしていようが、連呼する。 
客にとっては、少々鬱陶しい。

慣れれば、オンオフを切替えることは容易だが、当時サービス業未経験だった私は、テンションが上がったままだった。
仕事帰りに先輩社員とセブンイレブンに寄り、レジで並んでいると、別の客が入って来た。
店員が「いらっしゃいませ」と言う。結構、大きな声で、復唱してしまった。
前に並んでいた、先輩が、ニヤリとして振り返った。。懐かしいなぁ。

ところで、私の経験として、レジで客側に礼を言われると、結構店員としても嬉しいものだ。働くエネルギーになる。

なので、食事の時にお釣りをもらう際には、「ご馳走様でした。」と言う事にしている。

そんな事を思い出しながら、ちょっとボッーとしていた(大概、ボッーとしているが)。
セブンレイブンで買い物をし、お釣りをもらう時に思わず、「ご馳走様です。」と言ってしまった。オンオフ切り替わってないなぁ。。(宮本)

誠意なき対応

2013年06月02日
画像 土曜日は、休日であったが、会社が何故か所有しているマンション2つのうちの1つの消防検査と今さらだが住宅用火災警報器を各部屋に取り付けのために、朝から車で仕事に向かった。

 そのマンションはこじんまりとしており、入居者も6世帯程度。

もちろん、費用は所有者である当社持ち。
事前に張り紙、チラシ、不動産屋さんから、日時を告知、都合の悪い方は、「事前に連絡を!」としてたにも関わらず、誰からも連絡がなかった。。

「これで、すんなり1日で完了できる!」と思うほど、、私も世間知らずではない。。。
1軒1軒尋ねて、すぐに応じてくれたのは、半分の3世帯。
3軒の取り付けも、消火器の交換も1時間足らずで、あっさり完了。

取り付けおよび検査に来てくれた業者のお兄さんが言うには、
指定時間を9時~12時としてたので、12時までは、待つ必要があるとの事。

もっともだ。 マンション前で“張り込み”状態に。

残り3世帯のうち、1世帯は電気メーターが結構ガンガン回っている。
お兄さんが、「今、窓の向こうで何か動きました!」というので、どうやら居留守のようだ。何度もピンポンを押したり、ノックしたり。

…何だか借金取りのようだ。

1時間半後、ついに観念したのか、ドアが開き、計4個の警報機を取り付け完了。

しかし、2世帯の住人のこの誠意なき対応は何だ!
一言、その日は留守にしていますと連絡をくれればいいものを…。
お陰で、2人の男が無駄な時間を費やすハメになった。
お兄さんによると、3割くらいの人はこうらしく、何年掛かっても、こういう事を繰り返し、取り付けできない部屋があるらしい。

 こう見えても私は、採用関係の仕事では、なかなか誠意ある対応をしてくれると、社外からは信頼されている。(残念ながら、社内は…)
よく、相手の担当が変わる際に、新人で「営業に来て、はじめてやさしく対応してくれたのが宮本さんでした。何とかお役に立ちたいと思ったのですが…」と言ってくれる人が多い。
「こいつ新人だったの?」というくらいしっかりしてる人もいたが…。 
 まぁ美辞麗句としても、少しは嬉しい。 
“誠意大将軍”のたすきを掛けたいくらいである。

 ところが、この前、「あるシステムをいかがですか?」と売り込みである業者の若い女性から電話が掛かって来た。。
管轄外だなと思ったが、「他の担当部署に聞いときます。」としたら、「メールで資料を送りますので、確認お願いします。ご返事を伺いにまた電話します。」と言われたので、やさしく引き受けた。

 「わけわからん売り込みが来てるけど、要りませんよね?」と言うメールを面倒くさそうに当社のその担当者と思われる人に転送したつもりだったが、相手に返信していた。。
  
2度と電話は掛かって来なかった。。 あぁ人の事は言えんなぁ。。 (宮本)