今日は日曜日だったが、準々決勝が行われたあと、恒例の休養日ということで、高校野球がなかった。
高校野球が終わると、いつも一種の“ロス”がやってくるが、その前にロスのワンクッションが置かれた感じだ。
今年の予想は散々たる結果に終わっている。
今、ベスト4まで来ているが、そのうちベスト8入りを予想できていたのは大阪桐蔭だけだ。
金足農業、日大三は、まぁそれほど予想外でもなかったが、済美は、出場すら予想できなかった。
それにしても、今年も面白い試合が多い。
甲子園の雰囲気とか、最後の異常な集中力とか、逆に未熟さゆえの終盤を迎えての精神的な崩れや、そういった際に、いくら選手層が多いとはいえ、プロほどではないので、収拾がつかなくなる場面もあるからだろうけど…。
打ち合いを制して来たチーム同士があたって、投手戦になったり、横綱相撲をしてたようなチームが次に大敗したり、、、この読めない展開が、魅力でもあるが…、、、ハイ、言い訳です。
それはそうと、今年も、、新たな試みやいくつか問題点もあった。
1つは、タイブレーク。世界的流れといえば、そうだけど、個人的には、出してもいないランナーが、無死1,2塁で存在するというのには、まだ違和感がある。これはいずれ定着するうちに、そういうものと慣れてしまう気もする。
延長15回で、翌日再試合とすると、「日程組むのが大変」というのが本音の部分だろうけど、選手としても「延長15回やって、翌日、再試合やったら、決着つくまでやった方が楽」やろうし。。。
しかし、タイブレークしたものの、延々と延長が続いたら、どうなるのやら??
そして球数問題。数年前、済美の安楽投手(5試合で772球)の連投の球数問題が、物議を醸したが、その同じ済美で山口投手が(3試合で414球)、金足農業 吉田投手(3試合で475球)を投げた。
準々決勝は、山口投手は、途中から2番手登板となったが、吉田投手はやはり先発登板。
ひと昔前なら、1人のエースが投げ切るのが普通だったし、背番号「1」以外の投手が投げているのは少し非常事態という感もあった。
なので、古い我々高校野球ファンにとっては、その悲壮感も高校野球という気持ちは0ではない。
だが、社会人が“ブラック企業”云々と言ってる時代に、、それを肯定するのは難しい時代になった。
今はこの暑さだし、世界的にも「クレイジー」と叩かれる。何より、将来のある選手を潰しかねない。
ただ、ルールがあるわけではなく、過酷な日程を組んでいるのは監督でもない。
それを監督の起用方法だけを責めても、、じゃあ、他の力のない選手を投げさせて負けた場合、、、
責任は監督になるわけだし、代わりに投げた選手もかわいそうな気もする。
しかし、事前に球数制限ルールがあれば、、致し方なしだ。
今でもすでにそうだが…、
1人の群を抜いたエースに頼るのではなく、複数の有能な投手を育てることが、上まで勝ち残る条件となってくるが…。
そうなると、公立高校などで、たまたま優秀な投手が現れて、強くなったチームが強豪校を撃破して優勝なんてことが、無くなってしまう。それこそ選手層の厚い、強豪校がより優位に立つことになりそうだ。
あの松井5打席敬遠問題も、ルール違反でもなんでもなく、おそらく松井の本塁打が見たかったファンの世論が大きかった気がする。
その感情論が、馬淵監督を悪者にし、投手も本当は勝負したかったのに…という論調になったが…。
当の河野投手は、本来、外野手で別に松井と勝負したいとは思っていなかったそうだ。
もうひとつ、、ここでも2年生で、来年のドラフト候補と書いた創志学園の西投手。あの派手なガッツポーズを注意された、、そのせいかどうかはわからないが、四球が多くなってしまい、精彩を欠くピッチングだったとか。。
個人的には、あのガッツポーズは“やり過ぎ”と思うし、少し不快だ。それに無駄に体力を消耗しそうだ。
似たような話に、5年ほど前、花巻東の千葉選手は“カット打法”で、ファールしまくり、彦根東戦では34球、鳴門戦で41球も粘った。
投手としてはたまったもんではないが、その技術はすごい。まぁちょっとスカッとはしない。
しかし、2ストライクを取られたあと、バスターの構えからのカット打法、、バントと捉えると、スリーバントで三振となる。これも注意を受けたあとの試合で千葉選手は、精彩を欠いてしまう。
要するに、これらは、ルールに基づいたものではなく、好悪(高校生らしいとか、教育上なんとか…)による後出し裁定に他ならない。まぁ、、なんでも「後出し」してくるのがいるけどなぁ。。。
あと、最近、甲子園のベンチ入りは、近年増えて「18」。
…ですが、地方大会では「18」のところと「20」のところがある。要するに甲子園出場まではベンチ入りしていた2人が、出場が決まったあと、ベンチ外になる選手が2人出る。 なんだかなぁ。。。。 (宮本)
高校野球が終わると、いつも一種の“ロス”がやってくるが、その前にロスのワンクッションが置かれた感じだ。
今年の予想は散々たる結果に終わっている。
今、ベスト4まで来ているが、そのうちベスト8入りを予想できていたのは大阪桐蔭だけだ。
金足農業、日大三は、まぁそれほど予想外でもなかったが、済美は、出場すら予想できなかった。
それにしても、今年も面白い試合が多い。
甲子園の雰囲気とか、最後の異常な集中力とか、逆に未熟さゆえの終盤を迎えての精神的な崩れや、そういった際に、いくら選手層が多いとはいえ、プロほどではないので、収拾がつかなくなる場面もあるからだろうけど…。
打ち合いを制して来たチーム同士があたって、投手戦になったり、横綱相撲をしてたようなチームが次に大敗したり、、、この読めない展開が、魅力でもあるが…、、、ハイ、言い訳です。
それはそうと、今年も、、新たな試みやいくつか問題点もあった。
1つは、タイブレーク。世界的流れといえば、そうだけど、個人的には、出してもいないランナーが、無死1,2塁で存在するというのには、まだ違和感がある。これはいずれ定着するうちに、そういうものと慣れてしまう気もする。
延長15回で、翌日再試合とすると、「日程組むのが大変」というのが本音の部分だろうけど、選手としても「延長15回やって、翌日、再試合やったら、決着つくまでやった方が楽」やろうし。。。
しかし、タイブレークしたものの、延々と延長が続いたら、どうなるのやら??
そして球数問題。数年前、済美の安楽投手(5試合で772球)の連投の球数問題が、物議を醸したが、その同じ済美で山口投手が(3試合で414球)、金足農業 吉田投手(3試合で475球)を投げた。
準々決勝は、山口投手は、途中から2番手登板となったが、吉田投手はやはり先発登板。
ひと昔前なら、1人のエースが投げ切るのが普通だったし、背番号「1」以外の投手が投げているのは少し非常事態という感もあった。
なので、古い我々高校野球ファンにとっては、その悲壮感も高校野球という気持ちは0ではない。
だが、社会人が“ブラック企業”云々と言ってる時代に、、それを肯定するのは難しい時代になった。
今はこの暑さだし、世界的にも「クレイジー」と叩かれる。何より、将来のある選手を潰しかねない。
ただ、ルールがあるわけではなく、過酷な日程を組んでいるのは監督でもない。
それを監督の起用方法だけを責めても、、じゃあ、他の力のない選手を投げさせて負けた場合、、、
責任は監督になるわけだし、代わりに投げた選手もかわいそうな気もする。
しかし、事前に球数制限ルールがあれば、、致し方なしだ。
今でもすでにそうだが…、
1人の群を抜いたエースに頼るのではなく、複数の有能な投手を育てることが、上まで勝ち残る条件となってくるが…。
そうなると、公立高校などで、たまたま優秀な投手が現れて、強くなったチームが強豪校を撃破して優勝なんてことが、無くなってしまう。それこそ選手層の厚い、強豪校がより優位に立つことになりそうだ。
あの松井5打席敬遠問題も、ルール違反でもなんでもなく、おそらく松井の本塁打が見たかったファンの世論が大きかった気がする。
その感情論が、馬淵監督を悪者にし、投手も本当は勝負したかったのに…という論調になったが…。
当の河野投手は、本来、外野手で別に松井と勝負したいとは思っていなかったそうだ。
もうひとつ、、ここでも2年生で、来年のドラフト候補と書いた創志学園の西投手。あの派手なガッツポーズを注意された、、そのせいかどうかはわからないが、四球が多くなってしまい、精彩を欠くピッチングだったとか。。
個人的には、あのガッツポーズは“やり過ぎ”と思うし、少し不快だ。それに無駄に体力を消耗しそうだ。
似たような話に、5年ほど前、花巻東の千葉選手は“カット打法”で、ファールしまくり、彦根東戦では34球、鳴門戦で41球も粘った。
投手としてはたまったもんではないが、その技術はすごい。まぁちょっとスカッとはしない。
しかし、2ストライクを取られたあと、バスターの構えからのカット打法、、バントと捉えると、スリーバントで三振となる。これも注意を受けたあとの試合で千葉選手は、精彩を欠いてしまう。
要するに、これらは、ルールに基づいたものではなく、好悪(高校生らしいとか、教育上なんとか…)による後出し裁定に他ならない。まぁ、、なんでも「後出し」してくるのがいるけどなぁ。。。
あと、最近、甲子園のベンチ入りは、近年増えて「18」。
…ですが、地方大会では「18」のところと「20」のところがある。要するに甲子園出場まではベンチ入りしていた2人が、出場が決まったあと、ベンチ外になる選手が2人出る。 なんだかなぁ。。。。 (宮本)
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