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いつか見た光景

会長.jpg 実のところ、少々あきらめ気味だったが、、、
朝、目覚めると、2020年オリンピックが東京に決定していた。
2020年か。。。その時に生きてるかどうかというのはあるが、2025年に品川-名古屋、2045年にやっと大阪に来るリニアモーターカーよりは生きてる確率ははるかに高い。
ちなみに私が生まれた1964年は、東京オリンピック開催、新幹線開通の年なので、そういう思い入れはちょっとあるのだ。

今まで招致に力を注いで来た人の嬉し涙を見てると、これほど泣き虫な私なのに「うれし泣きの記憶がない。。」と思ってると、泣けて来た。

しかし、会長が「TOKYO」のカードを開くシーン。
40歳以上の人なら、「平成」の文字が書かれた紙が映し出された光景を思い出した人もいるのでは?  …って私だけ??

ちょっと東京オリンピックに話題をさらわれた感もあるが、我が阪神の桧山選手も今季限りで引退する事になった。
今まで22年間毎日のようにやって来た事、目にする光景は大きく変わるのかな??
私の現職からの“引退”もカウントダウンに入ったが、この13年間、毎朝、同じ時間に同じ電車に乗る。本を読んだり、音楽を聴いたりしているので、意識する事もないし、まして挨拶を交わす事もないが、毎日見る顔がある。
意識しなくても、勝手に身体が動いているような通勤路、街並み、昼食をとる店、そこの店員…、「もう見なくなるのかな…」と思うと、少しセンチになる。

ところで、退職数日前だというのに、中途採用の面接を行い、自社に良い人材を獲得する仕事をしている。
そういえば、前職でも退職日5日前に、新卒の合同説明会会場で、面談役を「人当たりの良さそう社員」という理由で、総務マネージャーから依頼されてやっていた。。。
学生が、仕事内容や労働条件に目を輝かせて、礼を言い去って行く背中を見て、「…いい会社やなぁ。。」とつぶやくと、横で総務マネージャーが「何で辞めるんですか?」とニヤリと笑った。。 
その後内定も出したらしいが、4月の入社を前に会社は倒産している。

13年経っても同じような事をしているなぁ。。。
同僚たちは口を揃えて言う、、「会社は血も涙もない、いい加減な人事異動(業務命令)してくるんだから、次の就職口が決まってから、ポンと辞めても、それはフェアなやり方だ」と。 
でもそれは、、できなかった。。。
そう言う社員の多くは私が採用担当として採用に関わった人たちだ。
…そして今に到っても、自分が辞めようとしている会社に入社させようとする仕事をしているわけだ。
何か複雑だ。。 この感覚、、「この道はいつか来た道~♪」

前職を辞める時につくづく思った。
「滅私奉公で働いて来たが、もっと自分自身のために働かないと、会社を出る時に自分自身の価値にならないな」と。。
今、、、同じ事を感じている。。。 なんか、成長しとらんなぁ。(宮本)

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