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あの時の打球

飛距離おおよそ、ここでは何の役にも立たない、誰も興味を持たないだろうことを書いているが…、

今回は、その中でも、極めつけに、私以外の人にとってはどうでもいい話…です。

小1で野球を始めたのに、いろいろあって、少年野球チームに入らず、

中学では丸刈りまでしたのに、野球部に入らず、なぜか吹奏楽部に入ってしまった。そこについては、少々未練があった。

それでも、中、高と遊びでは、野球をやっていた。。

高校時代は、私の母校でもない小学校のグラウンド(左の画像)に休日忍び込んでやっていたのだが、(良い子は真似をしないでね。)

グラウンドはそんなに広くない、目測で60mくらいしかない。

なんなら、左で打っても(私は右打ち)、時々、柵越えしてしまう程度。


柵の向こう側は、車1台程度が通れる道があり、同じくらいの水路があり、(今は何か木々が覆い茂っているようだ)その先のフェンスは、隣の小学校(当時は、2校の小学校が並んで存在していた)。

数メートルの間があって、その学校の体育館が建っていた。


その遊び仲間だけでも、私が特別、飛ばせたわけではないが、私を含め、せいぜい打球はそこまで。

なのであくまで目測だが、60m飛べばホームランで、70m飛べば、特大という感覚だった。


ある日、少しは顔を知ってる程度の中学時代の1学年上の人たちが来て、いっしょに野球をやることになった。

陸上で有名高校に行った先輩だが、体を壊してしまったという噂を耳にしていた人もその中にいた。

その人が投手をしたが、「速い」。やはり身体能力の高い人なんだな。。。


これはなかなか打てないなと思ったのだが、内角高めの球を、ほとんど大根切りのような打ち方で振ると、

バットの根元に当たったような感覚があった。目をつぶって振った感じ。

一瞬、打球がどこに行ったのかわからなかった。。

気づいたら、届いたこともない体育館の上を超えていく打球をみた。


自分でもビックリしたが、相手の人のボールが、回収不能になったことが気になり、

真っ先に口に出たのは「すみません。」

相手の投手が、、「いやいや、かまへん、、それにしてもめっちゃ飛んだな、、100mはいったんちゃうか」と

言ってくれたのが、心に残った。


もう40年以上前の話だが、、ずっと「あれは何m飛んだのだろう?」は気になっていたのだ。

当然、本格的に野球をやっている人なら、全然、たいしたことはないのだが、、


20代後半になって、仕事仲間とユニフォームを作って野球をやっていたころも

ちゃんとしたグラウンドで「柵越えホームランを打ちたい」と思ったが、その願いは、まったく叶わなかった。

そこそこ飛ばした記憶もあるにはあるが、おそらく“あの時の打球”より大きなあたりはなかっただろう。。

まぁ、高校時代は、柔道部。筋力は、一番あった時代だし、、


先日、そんなことをふと思い出しながら、ネットを検索していて、面白いサイトを見つけた。

グラウンド名や住所を入れると航空写真がいい具合に表示され、距離が測れるのだ。

↓ 割と便利かも?

https://kusamap.net/map/


冒頭の画像は、その打球の弾道。

振り遅れて、右に飛んだと思っていたが、ほぼセンターに飛んでいたこともわかった。

で距離は、打った先から高さ約12mくらいはあるだろう体育館の上まで達した段階で約87m飛んでいることがわかった。

まだ、12m以上の高さを飛んでいたので、そこからどれだけ距離が伸びたかわからないが、110mくらいかなと思う。。

各球場シミュレーションで、私が、20代後半から30歳少しまで利用していたグラウンドで、その打球を打ったらどうなったのか??

その中で、一番、柵越えが打てそうな気がしていた吹田山田グラウンドだと、センターでも90mくらい。

たぶん、ここであの打球を打っていたら、入ってたな。。


高校野球の予選でもよく利用されていて、通勤時に電車から見える豊中ローズ球場は、

センターまで約110mなので、微妙か。。


では、男のロマン甲子園では??

芝のはがれ具合からいって、センターの定位置くらいで90mくらい。

その頭上、10数メートルというところだが、バックスクリーンまで120m、、

さすがに無理だ、、センターがバックして獲られる程度か。。

レフトのポール際なら、入っていたかもだが、、打球の方向から、それは無理があるな。


まだ、完全に謎が解けたわけではないが、なんとなく生涯もっとも飛ばした打球の立ち位置がわかり、少しは得心がいった。


で、京セラドームなら?? 航空写真ですからね、、お察しの通りです。。。 (宮本)


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