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一周忌法要とA Man I'll Never Be

今日は、昨年亡くなった私の実父の命日、一周忌法要を行った。
法要と言っても、我が家にお坊さんに来てもらい、家族4人が参加してのささやかなものだ。

通夜、葬儀ともわずかに私の“いとこ”を中心とした出席者の家族葬に近いものだったので、家族としては楽にゆっくり見送れたという気持ちだったが、ちょっと“ええ格好しい”だった父としてはどうだったのかな?
と少しだけ考える。

私の血筋としては、後に続く可能性がないので、墓は建てず、納骨堂みたいな永代供養のようなところを探そうかと思ったが、
母や我々が年老いて訪問するのも何だしな…と考えたところ、遺骨も自宅供養にしていこうということになった。

親戚からは何のクレームもなかったが、私の思い違いで、宮本家は浄土真宗東本願寺派だったが、
西本願寺派ということにしてしまった。。まぁうちは宮本家の分家の分家だし、問題はなさそう。。



で、私の好きな曲 ベスト5には入るBOSTONの「A Man I'll Never Be」という曲がある。
英語力のない私は、ずっとその訳を「私が決してなりたくない男」と思っていたが、私にとって、父はまさしく“それ”だった。
無愛想で、短気で、偏固で気難しい人だった、、
自分とは180度違うと思っていたし、そうならないようにと思っていたが…。
母は、それでも「根本的には似てる」と言っていて、そいうところで人生、損ばかりして来た父のようにならないように幼い時から、アンガーマネージメント的なことだけは、注意を受けて来た。

学歴が無いわりに読書家だった父の本の処理を任された私だが、、
司馬遼太郎など、親子で割と同じ本を持っていたのには、苦笑いしてしまった。。
司馬遼太郎の「燃えよ剣」、、私がまだ読んでいない本があった。。新選組は嫌いだと言ってたがな…。

私が結婚して、少ししてから、フラワーアレンジメントを習ってた嫁の作品を自宅に飾っていたら、これに蛍がいるときれいだし、嫁が喜ぶだろうと、父が蛍を数匹捕まえて来て、ご満悦だったが、嫁が観る頃には、死んでしまっていた。(ツメの甘さは私に似てるかも…)

私の幼少時には、グレて手のつけようがなく、高校で問題を起こし退学になった従兄とその友人を狭い我が家に預かり、自分の鉄工所で働かせながら、更生させたり、妻子のある人の子を妊娠してしまった従姉も出産まで引き取って叔父叔母に代わって事後交渉をするなどした、、、母には反対する隙さえ与えず、、
その間は、私に兄姉がいる状況だった。私自身は、母の具合が悪い間は、母の実家に預けられたのだがなぁ。。
母は、ずっと大変だったようだが…。同じ立場に立ったなら、私にはできることではない。。

「A Man I'll Never Be」の本当の訳は、「私が決してなれない男」のようだが、父も私にとってそうだったかもしれないと…
最近、つくづく感じている。。。少し、遅かったかもしれないが…。(宮本)

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