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サギとカモがいる世界

詐欺メール金融業界には "サギ""カモ"という2つの鳥がいるとか言われてますが、、

そんな業界でなくとも、今にはじまったことではないにしろ、、世知辛いことが多い。


私のメールには、バンドのメンバー以外から連絡が来ることは皆無で、

毎日来るチームビルディングの先生からのありがたいお話と時々来る「作曲コンペのお知らせ」と

8年くらい前から放置している中途採用サイトから来るメールが約2割くらい。。

あとは詐欺メールというのか、迷惑メールというのか…、そういうのが大半を占めている。

利用したことがあるところだと一瞬「ん?」とか思うが、おおよそ利用したこともないようなところから「重要なお知らせ」とか「支払いが止まってる」とか、、画像以外にもいろいろ偽装されたものが送付されてくる。


なんとかして、自動排除できないものか…。削除するだけでも大変だ。

なかには、送付日を1800年代とかにしてあり、何とか潜ませようとしているものもある。

本当に重要なお知らせが来ても、気づかんだろうし、企業もそういう連絡方法を取れないだろう。


世間では、振り込め詐欺とか、さまざまな罠が巧妙に仕掛けられている。


詐欺といえるかは微妙だが、最近は健康食品とか化粧品とかで、

期間の縛りなしとか、ある期間ディスカウントなどと謳って、解除しようとすると

電話がつながらないとか、契約書に小さく、ある期間解除できないとかになっていて

高額を請求されることもあるというから、注意が必要だ。


まぁ自分は引っ掛からんだろうと思うのだが、

実に巧妙に人の心理を読んだトリックが仕掛けられている。

見逃してしまったり、思い込んでしまったり…、そこをうまくついている。


いやはや、恥ずかしながら、3年前に仕事上でやらかしてしまったことがある。

採用の仕事をしているが、予算がなく、何とか応募者を増やしたい、、そう思っている採用担当者は相当いるだろう。

「3週間無料で使えます。」という採用サイトの話を電話で持ちかけられる。

もちろん、期待できないことはわかっている。でも営業電話の相手は、人の好さそうな若者。

「まぁ無料だし、もし1人でも応募があれば儲けもの」くらいでFAXで申込書を送信。

確かに申込書には無料期間中に解除すれば自動更新にならないと書いてあったし、

記事のやり取りも、普通のサイトのように進行、サイトに掲示もされていた。


しかし、当然、応募者は来ない。いつしかその存在も忘れていた。

そして、同様のものがもうひとつ話があって、それも同じように申し込みしていた。


2週間ほどして、最初のところから、透明のビニールに入ったオプション企画やセールのチラシが送られて来た。

無料でまずやらせてみて、有料の企画にのれば、「応募者を増やせますよ」はよくある手法だ。

有料のものはやる気がないので、ろくに見もせずに放置していた。


そして、2つ目のところから同様のものが郵送されてきた。。ふと見ると「特定記録郵便」になっている。

こんなDMチラシのようなものに特定記録郵便 …違和感しかない。

そのチラシの下の方に解約を申し込む欄がある、、、これを期限までに送らないと自動更新になると書いてある。

これは、まだ解約が間に合うが、、、…嫌な予感がした。

前者のモノを見直してみると、やはりこれも「特定記録郵便」になっており、同様な書面。

しかも、こちらは既に締め切りから1日が過ぎている。


これは、「見逃してしまう」ことを見透かしたやり方としか思えない。


解約を送付したものの、期限が過ぎていると強硬に請求される。

「もう場慣れしているな」、こっちが主張するようなことは、百も承知の上だ。

弁護士にも相談したが、「悪質だが、詐欺とはいえない」とのこと。


当然のことながら、利用者の役に立つサービスにしようなんて努力も気持ちも微塵もみられない。

この相手の落ち度につけ込む手法が、彼らの収益を得る仕組みなのだ。

いろいろ調べてみたら、同様の事例はあるようで、支払う必要はないという専門家もいる。


会社としては、少々相手にするのも面倒ということで、支払うことになってしまい、悔しい思いをした。

この時点の法的には、これが一般の消費者の場合、説明不足ということでクーリングオフも可能らしいが、企業としては、チェックをちゃんとしろということらしい。

この事例が結構増えたようなので、今は、状況が変わっているかもしれない。


おそらく、1社目と2社目は、同じ組織なのだろう。

そして、ヤバくなってきたら、社名とか居場所とかを変えて、継続しているようだ。


で、その会社の人の好さそうな営業の若者や、受付の電話に出た別段普通の若い女性。。

彼らも、このような“商売”であると、認識してやっていたのだろうか??

…そうは思いたくないし…、そうじゃないなら、真っ当な仕事に転職していて欲しいなぁ。。


バックには法律に詳しい者もいそうだし、巧妙な“知恵”も、、、

その才覚をもっと、人に喜ばれることに使って欲しいものだ。


カモにはなりたくないが、、、サギにはもっとなりたくない。。。

窮すれば鈍するというが、不安にさせられるお知らせや無料とおいしい話には

みなさまもくれぐれもご注意を!!(宮本)


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2022年05月05日
コメント
name.. :記憶

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