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夢との距離

スローニン名場面画像は、漫画「スローニン」の私が好きな場面。

私の世代であれば、男子の多くが将来の夢は「プロ野球選手」というのが多かったと思う。…たぶん。。

…だとすると、多くの男子の最初の挫折は、「自分はプロ野球選手にはなれない」と悟る瞬間ではないか。。


私も「御多分に洩れず」だが、いろいろ叶えたいことはあっても、叶ったことはひとつもない。


17歳から私の夢は「作曲家」となった。

このご時世、何もメジャーとしてCD化されることが、「それ」とも言い切れないが、、、

それから41年間、いまだ1曲たりとも、叶っていない。


そもそも、就職する時、25歳を超えた時、何度かそれを趣味として割り切るように気持ちを切り替えたハズだが、

それ以降も、デモテープを創るために友人に演奏をお願いしたり

(その被害者の一人が、トリックハウスのベーシスト金村さんだったりする。。。)

まだDOS-Vの頃から、音楽制作のためにPCと音楽制作ソフトを買ったり、

オーディションを受けたり、、50歳にして、音楽事務所に準作曲家として、何とか所属させてもらい

コンペに参加させてもらったり、それをもう7年もやってるわけだが…。


この漫画でいうところの、壁への距離が、まったく届かない程、遠いのに、もがいているだけかもしれない。

しかも、「本気で取り組んでいるのか?」と問われると、

ダメな奴の見本だが、「宝くじ」でも買うような気持に成り下がっている気もする。。


7年の間に196回のコンペで、全敗。

大きく変化をさせないといけないことはたくさんあるハズ。


はじめてPCを買って、打ち込みで曲を創り始めたころ、仕事も忙しく、

先延ばしにしてしまった結果、それで曲を創れるまでに、8年くらいかかっている。

今まさに、それくらいの変化を遂げないと、この連敗記録が続くだけのような気がするが、

58歳の私、それほどの時間があるわけではない。。


少しずつでも進化を心がけながら、このまま続けていくか、、

コンペの内容に左右されるのではなく、、自分が創りたい曲を創り、、

それに合うコンペがあるなら、出せばいいのか?? さて??


そんなことをふと考えるようになったのは、、

私が提出しているのは某音楽事務所、そこから様々なクライアント先に提出いただくのだが、

そのひとつで半永久的に提出作品が返却されないと思っていたクライアントから、

2020年に、2015年までのキープ以外の不採用曲が返却とのことで返却作品の一覧をいただいた。

私の提出した作品も3曲くらいあったが、その返却作品一覧にはなかった。


ふと、疑念がよぎる。。。

実績のある人たちの作品がズラリと返却されている中で、私の曲が3曲ともキープ?? …ないな。。

私の作品が、某事務所からクライアントまで提出されていないのでは??

要するに予選落ちしているのでは?? という疑念が湧いた。


そして先日、それらの時代も含め、2018年までの提出作品のうち、今度はキープ曲のみの一覧をいただき、

そこにない作品は、不採用で返却となった。

今度は、前述の3曲も含め、対象となる作品は10曲ある。。。1曲もそこには名がなかった。。

「お帰りなさい」 …10曲が私の曲として帰って来たわけだ。


どんなにダメダメでも、創った曲には愛着もあるし、割と気に入っている曲もあった。

ブラッシュアップして、他のコンペとか、何かに使えるかもしれない。。

どうせ陽の目を見ないのなら、返却を待ち望んでいた気持ちもあるから、、

「お帰りなさい」というのも正直なところ、


実際、メジャーとして作品になっている曲を聞くと、、もちろんまったく適わないなと思うものも多いが、

「これなら、自分の作品の方が…」と思うこともある。(まぁ多くの作曲家志望者が、そう思ってるだろうけど…)


10曲のうちの2曲くらいは、「もしかしたら、そのうち」なんて、淡い期待を持っていたので、

この曲でも採用どころか、「キープ」にもならないのか…と思うと、

冒頭の夢の壁への距離は、、遥かに遠いと思い知った。。。


そういう距離とか立ち位置とかを知ることは、、大事なことだ…。


希望と絶望、、複雑な気持ちになる結果ではあった。。。


それとは裏腹にわがトリックハウスでは、ギアを上げていこうというところ、、、

昨日、土曜日の個人練習は、少々不調。。

「不調でも、、そこそこ歌えるようにする」が、割と大事な練習と思っている。。

さぁ、こっちは、迷うことなく進んでいきましょう!!(宮本)


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