この曲は、1980年 おそらく11月頃?に発売された小柴大造&エレファントのファーストアルバムのラストの曲。
私が、16歳にして人生を感じた曲だ。
この年の5月5日に5枚シングル同時発売という衝撃的なデビューを飾り、9月にも次のシングルを発売している。
ところが、同年の11月に発売になった1stアルバム「LOOL ALIVE」には、これらのシングル曲のA面だけでなく、B面の曲も一切、収録されていないという前代未聞のアルバムとなった。。
曲の豊富さをアピールし、一気に叩き込む戦術だったのか…。
そのあたりは、果たして商業的に吉と出たのか凶と出たのかはわからないが…、
結果としては、ブレイクとはいかなかった。。。
それでも当時の私としては、「いい曲だらけやん」
どうして売れないのか?? というジレンマのまま、1983年には解散してしまった。
ほぼ作詞・作曲は師匠の小柴大造氏だが、上記の「ALONE TONIGHT」は、珍しく作曲はベーシストの池内聡文さん。
作詞は小柴大造氏、、師匠も当時は、まだ24歳。今、思えば、若いのに渋い歌詞を書かれていたのですね。
この曲も含め、自分なりにアレンジし直して練習しようと思うのだが…。
全盛期でも人より、キーが低い私だが、ここのところ1音くらい低くなった気がする。
この曲もちゃんと歌えたハズなのに…。。結構、キツい。。
しかし、私なりにアレンジできるかなぁ。。バラードだけに難しそうだ。
歌詞の中にある“「おまえは甘い」と吐き捨てるアイツ”という歌詞がある。
今の私の年齢では、なんか身につまされる言葉だが、16歳の時の私はどう受け取っていたのかな??
人は成長し、成長しつつ、退化もしていくのだろう。
ある人の話で、疑いなくアンパンマンを応援していた子供がある日、
バイキンマンがやっつけられた時、「バイキンマンは悪くないのに…」と言った時に成長を感じたという。
私も子供の時、ウルトラセブンのカプセル怪獣は、「役に立たんなぁ」と思っていたが、
どこかで、勝てっこない相手なのに、時間稼ぎのために戦わされて可哀そうにと思うようになった。。
2匹しかいないと思っていたが、調べてみると、ウインダム、ミクラス、アギラと3匹もいた。
また結構な頻度で登場していると思ったが、全49話中、3匹あわせて、7話にしか出ていない。
1匹あたり、2話か3話にしか登場していないのだ。。
子供の頃の記憶は結構、曖昧なものだ。。
歴史では、、、最初に好きになったのは、織田信長だ。
桶狭間の劣勢をひっくり返す戦いでファンになった。
しかし、やがて、こんな人が傍にいたら嫌かなと思うようになり、
どちらかというと、“気のいい”秀吉に、、でも、天下人になると、、
…で、そう時間もおかず、真田幸村ファンに、、これは今でも続いている。。
利よりも大義を選び、死に場所を探すように、敗色濃厚の大阪城へ行く幸村。。
そこに人の美学を感じ続けている私だが、、、中年以降に少し思うことがある。
幸村に従って圧倒的大軍に突撃した家来たちは、どういう気持ちだったのか??
「和歌山の九度山でノンビリ暮らす」という選択、
「長い物に巻かれ、どこかで小さな大名に収まって職を得る」という選択
自らも主人と同じ志向だったのか、「え~??」と思いつつ仕方なく死地に向かったのか??
そんなことを想像してしまう私は…
成長したのか?? それとも、熱さを失い退化したのか?? (宮本)